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古くは吉野寺、比蘇寺、現光寺、栗天奉寺とも呼ばれ、聖徳太子が建立した49ヶ寺のうちのひとつとされています。役行者が金峯山入峯前にこの寺に篭り修行したことから、行者道分道場ともいいます。境内には東西両塔跡である礎石が残り、日本書紀の記録や寺に残されている瓦などからも、少なくとも飛鳥時代(7世紀後半)には存在していたと推測されます。清和天皇や宇多天皇が行幸されたり、藤原道長が滞在したり、また後醍醐天皇の行幸を迎えたりと、吉野地方で大変栄えた寺院のひとつでしたが、創建以来何回となく火災や時勢の変革に遭い、現在残っている建物は後世に再建されたものです。
本尊は阿弥陀如来坐像。十一面観音木像には、胎内銘や経巻が納められていました。この他には聖徳太子像、文殊菩薩像、毘沙門天像、弁財天像、役小角像、蔵王権現などが残っています。本堂の背後には聖徳太子御手植えと伝えられる壇上桜をはじめ桜のころには落花も美しい、ひっそりとした風情に包まれ、隠れた名所のひとつです。山門には左甚五郎作といわれる天の邪気の彫刻があります。 まずはじっくりとこれを鑑賞してから、境内を歩いてみましょう。 中門との間に東西両塔の塔跡があり、東塔は用明天皇のために聖徳太子が、西塔は敏達天皇のために推古天皇が建てたと言われています。
比蘇寺形式と呼ばれていますが、それは東西それぞれが独特の形式を持っているからです。中門を入った広い中庭が金堂跡で、現在の本堂があるところは講堂跡と言われています。 これだけでも昔はかなりの大寺であったとわかります。境内は周囲の山のムードにとけ込んで静か。 「世にさかる花にも念仏まうしけり」という芭蕉の句碑もあります。
住所:奈良県吉野郡大淀町比曽762番地

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