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桧垣本八幡神社

2024.5.27

桧垣本八幡神社の創建は明らかではありませんが、江戸時代の享保年間(1716~1735)に編集された『大和志』に、「式外 八幡神祠 有四座一座在檜垣本村 北荘七村相共祭典(北荘七村は、芦原、持尾、岩壺、鉾立、矢走、畑屋、桧垣本を指すと考えられます)」とあって、近隣の八幡社の惣社としても栄えたことが分かります。黒滝村粟飯谷(あわいだに)神社にある平安時代の木造菩薩頭(黒滝村指定文化財)は、地元の伝承では、かつて桧垣本八幡神社のご神体としてまつられていた仏像を分割して、その頭を当地に勧請したものと伝えられています。

 

 

かつて中国から伝わってきた「散楽」という芸能が、日本的な「猿楽」へと変化しその猿楽がこの檜垣本で発展し、後に「能」と「狂言」に分かれ、「能楽」へと発展したといわれています。鳥居の前には桧垣本猿楽についての解説板が設置されています。桧垣本八幡神社へは、近鉄下市口駅下車。北へ徒歩10分。

 

 

 

住所:奈良県吉野郡大淀町桧垣本2092